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一発書房
【無料】無関心な夫に虐げられていた五十四歳の私が、認知症の義父に亡き許嫁と間違われ、大正の幻影の中で一人の女として狂おしく買収・愛撫されるまで。|一発書房
夫から無視され、無償の家政婦として孤独に苛まれる54歳の冴子。ある日、認知症の義父・雅規が、冴子を夭折した伝説の許嫁「千代」と誤認する。莫大な遺産と、紳士的で狂おしいほどの愛撫。冴子は夫への裏切りと背徳感に震えつつも、一人の「女」として崇拝される快感に溺れ、自ら「千代」の幻影に身を沈めていく―― 総字数 約18,000字 〈冒頭 約1,500字〉 第1章:記憶の霧と、千代の幻影 庭先に咲き誇る金木犀の、重く、どこかけだるい甘い香りが、古い格子窓を抜けて奥座敷へと流れ込んでいた。 秋の黄昏は足が速い。西日はすでに、和洋折衷の重厚な邸宅の、色褪せた板張りの廊下に、凝固しかけた血のような朱の影を長く投げかけていた。 兵藤冴子は、暗がりの中で台所の黒い電話機を見つめていた。 留守番電話のランプが、短く不吉に点滅している。再生ボタンを押すと、夫・清二の冷淡で平坦な声がスピーカーから流れた。 「今夜も帰らない。先方に呼び出された。夕食はいらん」 それだけだった。言い訳すら添えられていない、業務連絡のような十秒足らずの伝言。 冴子は、小さく、重い溜息を吐きながら、再生を消去した。これで今月に入って何度目だろうか。夫が外に愛人を作っていることは、疾うに知っていた。家庭を顧みず、冴子を「家政婦と介護ヘルパーを兼ねた無償の奉仕者」としてしか扱わない夫。毎月の生活費は極端に制限され、食費のやりくりすら胃が痛むほどに困窮している。 五十四歳という年齢。世間からは「女性」であることをとっくに引退したと見なされ、夫からは無視され、自らの存在意義さえ霧の中に消えていくような日々。 「……私は、何のためにここで息をしているのだろう」 ぽつりと漏らした独り言は、金木犀の濃厚な香気の中に、あえなく溶けて消えた。 冴子は自らの地味な鼠色の割烹着を整え、意を決したように立ち上がった。暗い廊下を渡り、邸宅の最奥にある義父・雅規の居室へと向かう。 兵藤雅規。八十一歳。 大正、昭和の激動期を元外交官として毅然と生き抜いた、極めてプライドの高い老紳士である。しかし、数年前から脳の萎縮が始まり、時折、精神の時間が現代の枠組みを越えて、彼が「最も美しかった青年期」へと逆流してしまう。 「失礼します、お義父様。……夕食をお持ちしました」 冴子が重い楢の扉を開けると、そこは畳の上に古いペルシャ絨毯が敷かれた、奇妙に退廃的な和洋折衷の寝室だった。 雅規は、車椅子の背もたれに深く背筋を預けて座っていた。 白髪は美しく撫で付けられ、皺だらけの顔立ちには、いまだに外交官としての高い品格と、人を射抜くような鋭い知性が残っている。だが、その濁った瞳は、冴子が入ってきた瞬間、異様なきらめきを帯びて大きく見開かれた。 「……ああ」 掠れた、しかし朗々とした声が、厳かな室内に響いた。 「千代。……千代、やっと、やっと私の元へ帰ってきてくれたのだね」 冴子は、膳を置こうとした手を止めた。 千代。……それは、雅規が二十代の頃、結核によって夭折したという、伝説的な美貌の許嫁の名前だった。雅規が生涯を通じて最も熱烈に愛し、その早すぎる死によって、心に狂おしいほどの後悔と未練を残し続けてきた幻の女。 「お義父様、違います。私は冴子です。清二さんの……」 否定しようとした言葉は、雅規が車椅子から、驚くべき力で冴子の細い手首を掴んだことによって遮られた。 「何を言うのだ、千代」 雅規の手。八十一年の歳月を経て、枯れ木のように痩せ細り、ところどころに茶褐色の死斑が点在している。しかし、その手首から先、かつて各国の高官と握手を交わし、条約書に署名してきたその「指先」だけは、今なお驚くほど洗練され、品格に満ちた硬質な強さを保っていた。 「私の目を欺けると思うな。その、少し困ったように眉を下げる癖も、白百合のような白い肌も……私の記憶にある、あの日の千代そのものだ」 雅規は車椅子から上半身をのり出すようにして、冴子を引き寄せた。 「あ……っ」 引き寄せられた冴子の胸元に、雅規の白髪の頭が飛び込んでくる。 -
官能物語
【無料】お母さんもまぜて 〜手引きする叔母と貪る母〜|官能物語
加齢という暴力に怯える四十五歳の佐和子。高級化粧水も虚しく、女としての旬が過ぎていく恐怖に魂の悲鳴を上げていた。そんな彼女の前に現れたのは、驚異的な瑞々しさを放つ妹・理名。理名が囁く「特別なケア」の秘密、それは深夜の客間で、佐和子の実の息子である二十歳の進一から放たれる圧倒的なエネルギーを貪ることだった。悪夢のような光景を前に、母としての倫理は快楽の波に圧し潰されていく―― 総字数 約16,500字(読了時間 33分) 〈本文より抜粋〉 理名の声が急に低くなり、粘りつくような甘さを帯びた。 「秘訣……?」 「ええ。でも、これは誰にも言えない、私たちだけの秘密。……お姉ちゃんのその渇いた身体に、最高の『美容液』を処方してあげるわ」 理名は立ち上がり、佐和子の耳元で囁いた。 「深夜、零時を過ぎたら私の部屋に来て。パジャマなんて無粋なものは脱ぎ捨てて、一番綺麗な下着か、いっそ裸に薄い羽織り一枚でいいわ。……扉を、開けておいてあげるから」 〇 「破廉恥? 心外ね、お姉ちゃん。私はただ、進一くんの行き場のない、溢れるようなエネルギーを『有効活用』してあげているだけよ」 「そんな……」 「若い男の子のエネルギーは、世界中のどんな高級クリームよりも優れた、最高の美容液なの。それを直に体内に取り込んで、混じり合うことで、細胞は劇的に若返る。……私がこんなに若い理由、これで分かったでしょ?」 理名の言葉は、狂気に満ちていた。しかし、目の前の彼女の圧倒的な美しさが、その狂気に抗いがたい説得力を与えていた。 〇 鍛え上げられた若い腰が、重戦車のような重みと、野獣のような瞬発力を伴って、佐和子の最奥へと幾度も激しく突き立てられる。 ズチュッ、ドシュッ、と重量感のある卑猥な肉擦れ音が、逃げ場のない和室に絶え間なく響き渡った。 「あ、あぁっ! 進一、進一ぁ! だめ、そんなに奥まで……ひぃっ、ああっ!」 突き上げられるたびに、胃の腑の底がキュンと激しく疼き、脳の芯が快楽の白濁で埋め尽くされていく。 -
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【無料】凍てつく路上の代償|官能物語
夫への些細な嘘が、私の人生を奈落へと突き落とす引き金だった。雪道での事故、現れた粗暴な男。警察を呼べない私の弱みを完璧に理解した男は、ネオン煌めく密室へと私を誘う。拒絶も抗議も、暴力的な快楽の前にすべては無力。夫の優しさとは対極にある、私を「物」として扱うためのピストン。汚されていく恐怖のなかで、私の不埒な肉体は、信じられないほどの蜜を溢れさせていき―― 総字数 約11,000字(読了時間 約22分) 〈本文より抜粋〉 緩いカーブで、突然ハンドルが手応えを失いました。私の悲鳴が狭い車内に響き、ブレーキを踏む足が空しく震えます。視線の先には、対向車線を走る重厚な黒い車。ガツンッ、という嫌な衝撃と、金属がひしめき合う不快な音が響き渡りました。「……っ、どうしよう……」心臓が喉から飛び出しそうでした。警察を呼べば、夫に嘘がバレてしまう。でも、相手は……。車から降りてきたのは、ジャージ姿の、いかにも粗暴そうな若い男でした。彼は私の車に駆け寄るなり、ガラスを割らんばかりの勢いで叩きました。 〇 激しく腰を打ち付けられるたび、私の頭は浴槽の壁に激突しそうになります。「今度は最初から全開でイクからな! お前みたいな生意気な人妻、絶対に妊娠させてやるよ!」男の野良犬のような言葉が、耳元で響きま。避妊もしない、容赦のない暴力的なピストン。けれど、温かい水流に打たれながら繰り返される摩擦は、私の身体の奥深くに眠る狂おしい快感を、再び目覚めさせていきました。「ひぅっ、あ、あぐっ、んんぅ……っ!」「なんだよ、声我慢してんじゃねえよ! 感じてんだろ!」 〇 部屋に入るなり、私は自ら衣服をすべて脱ぎ捨て、男の前に跪いていました。男は煙草を咥えたまま、私を冷やかすような目で見下ろしました。「おい、今日はずいぶんと素直じゃねえか。何か言うことはねえのかよ」男は私の顎を足の先で軽く押し上げ、私に言葉を求めました。かつての私なら、怒りと屈辱で狂いそうになっていたはずの仕打ち。しかし、今の私にとって、その侮蔑すらも脳を蕩けさせる最高のご馳走でした。私は、潤んだ瞳で男を見上げ、自らの意志で、最も恥ずべき言葉を口にしました。 -
情欲文庫
【無料】真昼の禁断〜壁越しの愛欲〜|情欲文庫
四十年間、「良き妻」「良き隣人」として平穏な日々を送ってきた六十六歳の佐伯佳江。 しかし、夫が留守にした猛暑の午後、熱中症で倒れかけた彼女を助けたのは、生け垣の向こうに住む七十一歳の隣人・岸本隆平だった。 彼の冷房の効いた密室に運び込まれた佳江は、紳士的な仮面を脱ぎ捨てた隆平の強引で執拗な愛撫に、長く閉ざしていた女の悦びを暴力的なまでに呼び覚まされていく。 日常と隣り合わせの壁越しで繰り広げられる、背徳と狂熱の密事。 果たして、彼女が堕ちていく深淵の先にあるものとは――。 総字数 約12,500字
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